キャッチーな振り付けがバズり一躍ブレイクした５人組女性アイドルグループ『フレシュフルール』愛称フレフル。 人気急上昇中の彼女らは、近々初の全国アリーナツアーを控えている。 夏の終わりのある日、彼女たちはツアーに向けたレッスン合宿に参加することになった。 お互いに励まし合い、切磋琢磨しながら、初のツアーへの期待と興奮を語り合うメンバーたち。 その合宿の夜、彼女たちの命運を左右する悲劇が起きる。

握り飯を持って山を登る。 ついた先には一匹のたぬき。 これは少年とたぬきの10年間の物語。

静かな村にそびえる修道院。祈りと労働に励むその姿は、村人たちの信仰と生活を支える大切な拠り所だった。 しかしある日、教会から厳格な枢機卿(すうききょう)が審問官を連れて訪れるとの報せが届く。 村人に慕われる修道院に、なぜ異端審問が下されるのか。 重苦しい鐘の音が響く中、物語は始まろうとしていた――

―― この世界は、君の想像よりも美しいだろうか。 これは、君の夢のお話。 もしくは……僕の贖罪のお話。 僕は、見知らぬ世界で1人の少女と出会う。 少女は記憶を失い、城に囚われていた。 城から出られない少女のため、 僕は見知らぬ世界を探索し…… 毎晩、少女に＜外の世界＞のお話を紡ぐ。 ……やがて世界の真実にたどり着いた時。 僕は旅の終わりに、たった1つの祈りを捧げる ――。

向日葵のようにまっすぐで素直な君に救われた。 太陽のように温かいあなただからずっと見ていたいと思った。 ずっとそばにいたい。 なのに、どうして世界は残酷なの？

見知らぬ部屋で目覚めた少女たち。 PROJECT ZIRLOOPは既に発動していた。

ウェフロスは工房で作業に励む最中、首飾りからの危険信号を受け取った。闘技場からレフェジル村に帰る途中、マーガレットは謎の集団に襲われかけたようだ。マーガレットには会わないと決めていたが、噂の件もありすぐにFreedomに向かった。一方のマーガレットはレフェジル村で起きた事件の真相を調べていたが、それを聞いたコミッショナーからある日偽ジルコンギアの捜索に関して依頼が来た。 偽ジルコンギアの流通で様々な事件や事故が増えている。真面目な家の跡継ぎが突然父親を刺したり、優しかった妻が豹変発狂して一家全滅したり、最愛の一人娘がある日変死したりと変な事件多いという。話によると、ジルパワーにまだ目覚めていない人々が、ジルコン鉱石に黒魔術が込められた代用品を使っていているらしい。とりわけGloryやPeacefulで大きな影響が出ているという。コミッショナーは国内情勢には不干渉であるが、外交問題になりつつあることから根絶に乗り出すことになった。 偽ジルコンギアが初めて確認されたのはFreedomで、コミッショナーの証言によると、流通には高度な魔術やジルパワー、組織力が必要なことから、Freedomの軍閥が関与している可能性が濃厚であるとの話とのことだ。

世界にぽっかりと空いた「大穴（The Hole）」。 かつて「大災の竜」が現れ、そして二度消えた場所。 しかし、厄災はまだ、「大穴（The Hole）」に燻り続けていた。 「大厄の竜」を封じた後の平和も束の間、 「大穴（The Hole）」から少しずつ現れる魔物たち。 最初は弱い魔物。 その次は、最初より少し強い魔物。 そしてその次は、前よりもう少し強い魔物。 ……そうして、出現する魔物は少しずつ強くなっていく。 最初は新兵でも対処できた魔物が、今はもう専門的訓練を受けた軍隊でも手を焼くようになってしまった。 地上に広がり続ける脅威を前に、人類はあらゆるリスクを飲み込み、ひとつの決断を下す。 「もう一度、隕石を落とす。そして、穴を塞ぐ」 各国から選りすぐられた者たちが集まり、隕石の召喚儀式の準備が整いつつあった。 しかし、その前夜。 儀式の鍵を握る召喚術師が、爆発と共に命を落とす。 事故か、殺人か、あるいは自殺か。 そして、召喚術師亡きいま、儀式はどうなるのか。 グローリーの女王から容疑者である5人に下された密命は、この事件の真相に辿り着くこと。 他の要人がこの事態に気付く前に、彼らを納得させる真実を見つけ出し、儀式の継続を説得しなければならない。 儀式の前夜、黎明の前。 呼ばれるべき星隕は、今はまだ遥か遠く。

　Gloryきっての名探偵、カジミール。 　"グロリアス・アイ"の二つ名を持つ彼は、その名に恥じぬ確かな実績を残している。 　それもそのはず。彼の持つジルパワーの前では、全ての嘘が暴かれてしまうのだ。 　いかに巧みな話術を駆使しようと、どれだけ迫真の演技を披露しようと、決して彼を騙すことは能わない。 　今日の依頼人は、Freedomから遥々やってきた1人の女剣士。 　話を聞いてみると、どうやら彼女の妹がとある殺人事件の容疑者として囚われているらしい。 　妹の無実を必死に訴える依頼人。そんな彼女の目から、大粒の涙が零れ落ちる。 　それは決して演技などではないことを、カジミールだけはわかっていた。 　「本気の涙を見せられちゃあ、断るわけにはいかないね」 　かくしてカジミールとその助手は、依頼人とその妹を救うため、事件の真犯人を見つけ出すことにした。

ある日、８人の冒険者パーティが「ダンジョン攻略」クエストに挑んだ。しかし、彼らはダンジョン攻略間近でトラブルに見舞われる。 閉ざされたダンジョンの中で、互いを信じる心はひび割れ、疑念と恐怖が冒険者たちを侵食していく。仲間であるはずの誰かが、嘘をついている。しかしそれは、１人とは限らない。世界の背景を知らずとも、金と信頼、そして命をめぐる、この謎にあなたは挑むことになるだろう。